医師紹介
医師紹介
院長 吉田 真教
(よしだ まさのり)
このたび、よしだクリニックを開院させていただく吉田真教と申します。
これまで勤務医として、呼吸器疾患を中心に内科・救急診療に従事してまいりました。
呼吸器疾患としては、肺癌・気管支喘息・COPD(慢性閉塞性肺疾患)・肺気腫・結核・非結核性抗酸菌症・種々の疾患による慢性呼吸不全の患者様の診療に携わり、終末期の緩和ケアにも従事してまいりました。また重症呼吸不全・重症感染症や外傷診療にも携わりました。
その後、家庭医療を学ぶ機会をいただき、通院困難になった患者様の糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病の管理や、認知症・褥瘡のケアにも携わるなかにおいて、患者様の療養を支えることは、医師一人で到底できるものではなく、ケアマネージャーや訪問看護師をはじめとする多職種での連携の賜物であることを実感いたしました。
また、患者様の様々な意思決定に立ち会う中で、その決定の背景を理解し患者様の立場で病気を捉え診療することが、かかりつけ医に求められていることであると感じました。
そんな中、自身が体調を崩し入院治療を経験しました。これから先自分がどうなっていくのか、
万が一のことがあったら家族はどうなってしまうのだろうか、など様々な不安が頭をよぎりました。
近年ではあらゆる疾患にガイドラインと呼ばれる標準治療が存在します。それらは長年の研究で積み重ねられた大切なもので、それに沿って治療するのは医師として当然のことです。
しかし、自分が患者として感じたのは、決められた治療が流れ作業のようになされていくという不安感でした。医師にとっては日常的に行う治療であっても、患者様にとっては病に侵されるのはとてつもない非日常で、その影響は患者さん毎に異なっているはずです。自分の中にある不安はこのギャップからきているのだと実感しました。当時の主治医に自身の置かれた状況を話して理解してもらうことで、いち患者ではなく人として理解してもらえたと感じ、気持ちが楽になったのを覚えています。
現在は幸い軽快しましたが、自身の病体験から学んだことは、同じ疾患でも患者様の背景によって与える影響は千差万別で、その状況を理解することが患者様の不安を取り除き、かかりつけ医に求められることではないかということです。
ゆかりある奈良の土地で、総合内科専門医・呼吸器専門医として内科疾患全般についてよりよい医療を提供するとともに、患者様一人ひとりの抱える背景の違いにも留意しながら、健康でその人らしく幸せに生きることを少しでもサポートさせていただければと思います。
職歴
平成20年 | 高槻赤十字病院 研修医 |
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平成22年 | 大阪赤十字病院 呼吸器内科 専攻医 |
平成24年 | 大阪赤十字病院 呼吸器内科 医員 |
平成28年 | 大阪市立総合医療センター 初期急病診療部(救命救急部兼務) 医員 |
平成30年 | 奈良県総合医療センター 救命救急センター 医長 |
平成31年 | 奈良県総合医療センター 呼吸器内科 おひさま会やまぐちクリニック・ おひさまクリニック西宮 |
令和 4 年 | よしだクリニック開院 |
資格・役職
- 日本呼吸器学会認定 呼吸器専門医
- 日本内科学会認定 総合内科専門医
- 日本内科学会認定 内科認定医
- 難病指定医
- 身体障害者福祉法指定医
- JMECC修了
- ICLSプロバイダー
- ISLSプロバイダー
- JATECプロバイダー
- 緩和ケア研修修了
副院長 吉田 陽子
(よしだ ようこ)
はじめまして。よしだクリニック副院長の吉田陽子と申します。
生まれ育った奈良の地で、地域の皆様の健康を守るお手伝いをさせて頂ければと思っております。
もし患者様が自分の家族だったらどうするか、常にその視点を大事に、
患者様の御年齢や取り巻く環境・抱えている心の悩みに耳を傾け、誠実に診療してまいります。
日々の体調不良や、糖尿病・高血圧症・脂質異常症などの生活習慣病に関して、どうぞお気軽にご相談ください。
今後、総合内科専門医として、糖尿病専門医・指導医として、常に最新の知見を取り入れ、
地域に根ざしたクリニックを皆様とともに作り上げていきたいと考えております。
職歴
平成20年 | 大阪市立総合医療センター(研修医) |
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平成22年 | 大阪市立総合医療センター 代謝内分泌内科 レジデント |
平成24年 | 大阪市立総合医療センター 糖尿病内科(内分泌内科兼務) |
平成30年 | 八尾徳洲会総合病院糖尿病内科・ 白岩内科医院にて勤務 |
令和元年 | 吉本整形外科外科病院・ 八尾徳洲会総合病院糖尿病内科・ 白岩内科医院にて勤務 |
令和 4 年 | よしだクリニック開院 |
資格・役職
- 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医
- 日本糖尿病学会認定 研修指導医
- 日本内科学会認定 総合内科専門医
- 日本内科学会認定 内科認定医
総合内科専門医について
正式名称は「日本内科学会 総合内科専門医」です。この試験を受験するために、まず「認定内科医」試験に合格しなければなりません。「認定内科医」の試験は3年以上の内科研修歴を経てはじめて受験資格を得ます。
「内科認定医」として認定された後、さらに3年以上の内科研修歴を経て合計6年以上の内科研修歴を有することで「専門医」の受験資格を得ます。専門医試験では認定医試験に比べ、さらに医学知識の要求水準が高くなります。消化器・循環器・腎臓・血液疾患など、あらゆる分野の知識が必要となります。
呼吸器専門医について
呼吸器専門医は、内科医として幅広い知識と技能を身につけた日本内科学会認定医資格を保有している医師の中で、呼吸器疾患に関する知識や経験を積んで、より専門的な治療が遂行できる医師として、学会の専門医試験に合格した医師のことを指します。
糖尿病専門医について
以下の条件をすべて満たした上で、専門医試験に合格し専門医認定委員会より認定された医師が糖尿病専門医となります。
- 3年以上日本糖尿病学会の会員であること。
- 日本内科学会の認定内科医であること。
- 学会に認定された認定教育施設において3年以上の期間にわたって常勤者として糖尿病臨床研修を行っていること。
- 糖尿病臨床に関する筆頭者としての学会発表または論文が2編以上あること。
糖尿病研修指導医について
以下の条件をすべて満たした上で、専門医認定委員会に諮り認定された医師が糖尿病研修指導医となります。
- 日本糖尿病学会専門医であること。
- 連続8年以上学会の会員であること。
- 糖尿病臨床に関する、筆頭者としての学会発表または論文発表が5編以上(このうち少なくとも1編は論文発表)あること。
- 糖尿病患者の診療および教育に関して十分な経験があること。